工房紹介


大橋博文(おおはしはくぶん)

・グルッペの歩み
・スタッフの紹介
・ショールームの地図
・工房の地図

・ちょっと前の工房便り
2003年6月〜2006年4月
2003年2月〜2001年2月
・出演記録

・訪問販売法に基づく表示

ごあいさつ
 この度は、グルッペのホームページにお越し頂き誠にありがとうございます。
"GRUPPE"とはドイツ語で"仲間"という意味です。家具作りや田舎暮らしを通して、 楽しい仲間作りができればという思いを込めました。家具作りの合間の野良仕事が趣味の一つです。野菜作り、 鶏の世話、味噌つくり、醤油つくり、自家製ビールと取れたての枝豆。 夢見た自給自足的生活は、家具作りが忙しくなるにつれて、 なかなか野良仕事と両立せず、今のところ遠のいています。でも「物を作る」という原点は子供たちに 伝わったのではないかと自負しています。
「いい世の中になって欲しい」「真の豊かさとは何か」 家具作りを通じて何ができるのか?模索は続いています。
当ホームページはまだ製作途中の部分もあり、お見苦しい点も 多々あるかとは思いますが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。 どうぞごゆっくりご覧くださいませ。
またご意見やご感想などありましたらどしどしお寄せください。

めざすもの
・自然の恵みに感謝し、いいなーと感じる生活を家具作り、 田舎暮らしを通じて提案します。
・作り手と使い手、お互いの幸せを願って活動します。
・永く使えるように丈夫な作り、使いやすさとプロポーションの美しさ、 木の個性を大切に
 した家具作りを追求します。
・Simple is best.
・Back to basics.

工房全景と後立山を望む(1992年)

トレードマークのカタツムリです。
「あせらずに、1歩1歩、安全と無事」を祈るという思いを込めました。

手作りのログハウスの工房。
グルッペの工房は長野県北部、長野市と白馬村のほぼ中間の小川村にあります。 小川村の役場のあります「高府」地区からから鬼無里村へ抜ける県道を北へ上ること約3キロの 「成就」という地区にあります。 標高670メートル。山の南斜面で、北アルプスの美しい山並みを一望できます。
家具作りについて
材料
材木は原木の丸太で購入する場合と、既に製材済みの乾燥材として購入する場合が あります。年々良質の丸太が減ってきているようで、材木屋さんから「良い丸太があるよ」という 連絡があると、ほいほいと飛んでいきます。
同じ丸太から切り出した材は共木といいまして、適材適所の使い方ができますので、おのずとよりグレードの 高い作品が期待できます。
 

         原木の様子                丸太の説明を聞く。

しかし丸太の姿をみて、素性を見極めるにはかなりの経験が必要です。木口(断面)や、 樹皮の状態から中身を予想するわけですが、製材してみると中に大きな節や腐れなどがあり、 一瞬期待はずれのこともしばしばですが、それも出会いとして大切にしています。
乾燥材の場合は必要な量だけ入手することもでき、扱いやすいこともありますが、樹種が限られ、 希望のサイズが入手できないこともしばしばです。まれに、一本の丸太からストックした素性のわかる 乾燥材にも出会いますが、単価が高かったり、特に貴重な一枚板は、かなりの高額で流通することになります。 北海道材では、ナラとタモは乾燥材として流通していますが、サクラやクルミ、イタヤカエデなどは、ほとんど 丸太でしか入手できません。がこれまたどんどん少なくなってきているようです。 アメリカ材のブラックウォールナットやチェリーは、こちらは乾燥材としての流通がメインで、 丸太としての出会いは年々減ってきています。
 

         原木の状態を記録               製材の瞬間
製材
もちろん製材に立会います。 これまた真剣勝負です。 最初のどの方向に鋸を入れるか。 どのくらいの厚さに切っていくか。とっさの判断が必要です。 「こういう風に切って!」「ここは天板に使ってくれー!」という木の声?に五感を傾けます。  製材は緊張はしますが、わくわくする楽しい時間です。 でも・・・製材したからといってすぐに使える わけではありません。乾燥させないと使えません。

乾燥
割れや反りを押さえ、虫の餌にならないよう、桟積み、 乾燥は結構大変で難しい仕事です。 通常は工房の敷地内で最低一年以上自然乾燥させた後、使いたい分を人工乾燥に入れるという流れです。 最近は、製材後そのまま預けて、低温で優しく人口乾燥するという方法が多くなりました。 いずれにしても、その間に反ったり割れたり、なかなか思った通りいきません。 というようなことでやっとのことで使える状態になりますが、ここからまた家具材への適材適所の木取りへの 格闘が始まります。
 
 

製材されたサクラ材。(私のは一部です)  乾燥後もう一度丸太に戻してみる。(クルミ)
主な使う材はクルミ、サクラ、ナラ、イタヤカエデなど北海道産広葉樹と針葉樹のアカエゾマツ、 他にはブラックウォールナット、チェリー、メープルなど北米産広葉樹と 南洋材のマホガニー、などです。 みなさまのご要望に対して「あの板を使おう」とイメージが膨らむのは 丸太買いしているからこそできる楽しい瞬間です。

デザイン
同じ板は二つとないのでその個性を生かしたデザインを心がけます。 また実用品として家具の使いやすさや、見た目の全体のプロポーション、収まり具合も大切にします。 そうしますとほとんどシンプルな形に行きつきますが・・・シンプルでかつ丈夫に作ることは以外に難しいもの で、相反することへの挑戦もしばしばです。それらが釣り合うバランス点を見出します。機能美の追求です。
節について・・・枝の無い木はありません。枝の根っこが節ですから、節は無垢の木である証しです。 節の部分は仕上げが難しく、作る方としても無い方が作りやすいのですが、節のまわりは木目が入り組んでいて 美しいものです。資源を大切にという気持ちと、個性を生かすという両面から、是非節を楽しんでいただきたい と思います。 

注文製作の場合は寸法や機能だけでなく、木へのこだわりなどをみなさんと打ち合わせてデザインしていきます。 実際には材料があって、それに合ったデザインになることもしばしばです。 1品1品、1枚1枚皆違いますので 完成してみないとわからないところがあります。 高価な注文を頂くのに誠に申し訳ないとおもいますが そのへんはおおらかに期待していただければ幸いです。

加工
蟻組みなど昔からの技術を大切にしながら新しい技術にも挑戦しています。 「吸い付き桟」という天板などのそり止め、と脚を締結する役目をもつ技が好きです。 乾燥するほど締まっていくように勾配をつけて加工します。 古来から東西問わず用いられている関心する技の 一つです。実際にはこだわればきりがありませんので、木ねじなども使います。 臨機応変に使いこなします。


板接ぎ

組み立て

引出しの調整
仕上げ
仕上げはほとんどがオイルフィニッシュです。 オイルフィニッシュはオイルを拭き込んで仕上げる方法です。 他の塗装のように表面に塗膜をつくるのではなく、オイルが木にしみ込んでいるだけなので、木の暖かみ質感を 損なうことなく、汚れなどを防ぎます。グルッペでは亜麻仁油などを主成分とした、健康や環境に配慮した ドイツ製のオスモオイルやリボスオイルなどを使い、健康面にも配慮しています。自分のためにも!

無垢の家具は
無垢の家具はよく「一生ものだ」といわれます。それは材と技術に対する誉れの 表現でありがたいことですが、ドキッとします。無垢の材は使われる環境によって変化しますので、 材が反ったり伸縮したりを繰り返します。家具は実用品ですので使っているうちに、調整や修理が必要になるで しょう。でもそのときに手をかける価値があるかどうかということが一番大切ではないかと思います。 無垢の家具は使っていくうちにきっといい味がでてきます。どんどん愛着も沸いてくるでしょう。
 長い目で、おおらかなお付き合い、どうぞよろしくお願いします。
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