家具作りについて
無垢の家具は一生もの
無垢の家具は「一生ものだ」よくといわれます。それは貴重な自然素材である木と心を込めて作った匠の技への誉れの表現であると思います。
木は反ったり伸縮したり環境によって変化しますので、その変化に対応できる作りが大切ですが、いずれ調整や修理が必要になることもあるでしょう。
そのときに手をかける価値があるかどうかということも大切ではないかと思います。どんどん使って頂き、どんどん愛着が沸いて掛け替えのない一品として、
一生どころか何代にも渡って使い続けられることを夢みています。一生懸命作りますので、どうぞよろしくお願いします。
材木選び
原木の様子(サクラ)どれにしようか。結局全部頂いた。
丸太の説明を聞く(ミズナラ)・・・結局後ろの3本頂いた
原木を眺めて(サクラ)各丸太の製材の方法を決定する
製材・乾燥
丸太の製材は、大きな製材所で行ないます。貴重な丸太を活かすも殺すもまず、最初どこから鋸をいれるかで決まります。 「こういう風に切って!」「ここは天板に使ってくれー!」という木の声?に五感を傾けます。切り出されていく板の様子をみて、 次のカットをどうするか。とっさの判断が必要です。 製材は緊張はしますが、わくわくする楽しい時間です。 でも・・・製材したからといってすぐに使えるわけではありません。乾燥させないと使えないのです。
製材の瞬間。ワクワクドキドキの真剣勝負。
一抹の不安。うまくいきますように・・・
一年後、乾燥が終わった材を2tトラックをレンタルして工房に運びます。よーやく使えるぞ・・・
工房に運び込んだ乾燥材をもう一度丸太に戻してみる。最高に楽しいパズルですが・・・(キハダ)
設計・デザイン
シンプルで使い易く、丈夫で長持ち。木の個性を生かした家具をめざしています。 シンプルでかつ丈夫に作ることは意外に難しいもので、相反することへの挑戦もしばしばです。 機能美の追求です。
注文製作の場合は寸法や機能、木へのこだわりなど、みなさんと打ち合わせてデザインしていきます。 実際にはどんな材を使うかでイメージが変わってきます。材ありきでそれに合ったデザインになることもしばしばです。 完成してみないとわからないところがあり。高価な注文を頂くのに誠に申し訳ないと思いますが、 そのへんはおおらかに楽しんでご期待していただければ幸いです。
節をそのまま生かした机の天板
干割れについて・・・乾燥時にどうしても干割れが入ります。貴重な一枚板など、干割れをカットするといかにももったいない時は、むしろ千切りなどを埋木して使います。 返って手はかかりますが、資源を大切にという気持ちと、個性を生かすという両面から楽しんでいただきたいと思います。
節や干割れに千切りを埋めます。手はかかりますが・・・
自然の暖かみと手をかけた暖かみがいい感じなりました。
加工・仕口
昔からの技術を大切にしながら新しい技術にも挑戦しています。 古来から東西問わず用いられている技の一つで 「吸い付き桟」という技が好きです。 天板などの反り止めと脚を締結する役目をもち、 乾燥するほど締まっていくように勾配をつけて加工します。
天板の反り止めと接合を兼ねる通しタイプの吸付き桟」
両側から挟みこむタイプの吸付き桟(BWブックマッチ)
現代はいろんな電動工具や金具それに接着剤が開発されていますので、「シンプルで使い易く、丈夫で長持ち。」のためにも 臨機応変に使いこなしていくことも大事なことです。板を横方向に繋ぐ「板矧ぎ」は以前は「ヤトイザネ」が主流でしたが、 現在はビスケットジョイントシステムと、強力なウレタン系のボンドの併用で矧切れの心配から気持ち開放されました。 また3年ほど前にドミノジョイントという画期的なホゾ組の工具を導入したおかげで、より精度よく丈夫に、 そして何より貴重な材を有効に使ういろんなアイデアが浮かび助かっています。でもなんといっても手工具の鉋は最後の仕上げにかかせません。 研ぎと台の調整と力の入れ方など奥の深い道具で、 うまくかかった時の喜びはプロの職人としての誇りを感じます。健康のためにも極めていきたいと思っています。 話せば切りがない世界ですのでこのへんで・・・
ビスケットジョイント。工具にも各社それぞれ個性がある。
ビスケット+白ボンド+ウレタンボンド併用で板矧ぎ
塗装・オイル仕上げ
塗装の目的のひとつは汚れや傷から木を保護することにありますが、木の表面を塗料でがちがちに覆ってしまっては、 折角の無垢材の素地の風合いを損ねてしまいます。ある程度汚れても傷がいってもそれが良さとなり、 使い込んで味わいをだしていくという考え方を推奨していますが、オイルフィニッシュが最も適していると思います。 オイルは木にしみ込んで酸化作用で固まります、表面に塗膜を作るのではなくオイルが木にしみ込んでいるだけなので、 木の暖かみ質感を損なうことなく濡れ色に深まり、素地を美しく見せる効果も兼ねます。
オイルフィニッシュ・私の健康のためにも安全なオイルで。
- 無塗装・着色仕上げ・・・オイルフィニッシュは荒っぽく言えばあらかじめオイルで美しく汚しているという考えもできますので、 全く無塗装の状態で、お客さんの方で、使いながら、いろんな食品をこぼして(染めて)味をだしていくのも、勇気はいりますが楽しいかもしれません。
- ワックス仕上げ・・・オイルフィニッシュは素地の色が濡れ色に深まりますので、ワックス仕上げにして、濡れ色を抑えることもできます。
- ウレタン仕上げ・・・オイルフィニッシュの風合いは好きだけれど、やっぱり汚れは付きにくい方がいいわという方にはウレタンも使います。
使っているオイルの種類
グルッペで使っているオイルいろいろ
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世の中にはいろんなオイルがあり、グルッペでは
- オスモ社のウッドワックス
- リボス社のアルドボスやクノス
- プラネットカラーのグロスクリアー
- ワトコオイル などをメインに使っています。
- オリオ2(キャピタルペイント社) というベースが天然オイルのウレタンオイルを使い、健康面にも配慮しています。自分のためにも!
お客様のご要望に応じてウレタンも使いますが、
オイルフィニッシュ家具のお手入れ方法についてはこちらをどうぞ。
保証期間
商品お届けの日より、3年間を保証期間とします。 製作上の原因による実用上の不具合については、1年間は無償で修理をいたします。 それ以降は修理は無料ですが、送料、出張費などは申し訳ありませんがお客様負担とさせていただきます。 また、無垢の木の反りや伸縮による変化で実用的に大きな不具合でない場合や、不注意により生じた破損や故障の場合は 有料修理になりますのでご了承ください。何かお気付きのことやお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。 すぐに対処できないこともあり、ご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
